プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」(放浪する芸術家の友情と愛を描いたオペラ)の舞台設定を、日本の大正時代に置き換えた「オペラ 大正時代のボエーム」で、深見東州はマルチェッロ役を演じた。
第1幕 大正10年頃の谷中付近の下宿屋。 クリスマス・イブの午後。
【あらすじ】
自らを「四銃士」と名乗る、詩人のロドルフォ(樓鳥鳳)、画家のマルチェッロ(麿千絵浪)、音楽家のショナール(潮鳴)、哲学者のコッリーネ(個理念)、四人の若き芸術家たちは、生活は貧しくとも、夢と理想を追い求める情熱に燃えていました。 マルチェッロは恋人ムゼッタ(夢是多)といつもの喧嘩別れ。仕事も手につきません。寒さに耐えかねたロドルフォは、自作の戯曲を大げさな芝居と共に燃やして束の間の暖をとります。 コッリーネは古本屋で本を買い取ってもらえず浮かぬ様子。ショナール一人が食糧や酒などを土産に買ってきます。そこへ家主のベノア(部納破)が滞納している三ヶ月分の家賃の取り立てに来ます。四人はあの手この手でベノアをおだてあげ、浮気話になったところで彼に家賃を払うことなく追い出してしまいます。これもまた青春の一コマ。彼らはクリスマス・イヴの街へと繰り出して行きます。 仕事のために一人残ったロドルフォのところへ、若い娘のミミ(美実)が訪ねて来ます。手燭に火をもらい帰ろうとしますが、部屋の鍵を落としたことに気付き戻って来ます。暗い部屋で鍵を捜すミミとロドルフォ。彼はミミの手に触れます。その手は透き通るほど白く、驚くほど冷たかったのです。ロドルフォはミミのその手に、彼が追い求めていた詩情を見出します。ミミもまた、ロドルフォに彼女の求めていた花の香りと色を見つけます。二人の出会いは恋を生み、一気に愛へと燃え上がっていったのです。
第2幕 クリスマス・イブで賑わう浅草六区界隈。
【あらすじ】
街は物売りたちの威勢のよい声が響き渡り、若者や親子連れで大賑わいです。ショナールやコッリーネもお目当ての物を買います。別れたムゼッタのことが気になるマルチェッロは、若い娘をからかってみますが、一向に気が晴れません。ロドルフォはミミに髪飾りをプレゼントします。彼はカフェで合流した仲間にミミを紹介し、紙芝居屋のパルピニョール(春日如売)に子供たちが大はしゃぎする中、楽しいひと時を過ごします。 そこへ派手な身なりのムゼッタがパトロンのアルチンドロ(有珍泥)を伴って現れます。マルチェッロの心は穏やかではありません。ムゼッタもまた、彼女を無視するマルチェッロに気をもみ挑発してみせます。アルチンドロはムゼッタの本心がマルチェッロにあることに気付かず、周りの目ばかり気にしています。 ついに、ムゼッタは大芝居に出ます。アルチンドロを追い払うために新しい靴を買いに行かせ、その間にマルチェッロとのよりを戻してしまいます。 そこへ救世軍のブラスバンドが通りかかり、皆は元のさやに戻ったムゼッタとマルチェッロの愛を讃えます。アルチンドロが新しい靴を手に戻ってきた時には、カフェはもぬけの殻。かわいそうにアルチンドロの手に残ったものは、彼らの飲食代の請求書だけでした。しかしこれもまた、愛に揺れる青春のありのままの姿。
第3幕 上野不忍池の近く。 雪のちらつく2月。
【あらすじ】
ミミとロドルフォが出会ったクリスマス・イヴから二ヶ月の月日が流れていました。あの日再びよりを戻したムゼッタとマルチェッロは、カフェに住み込みで働いています。 ある日の明け方、疲れた様子のロドルフォが訪ねて来ます。ミミもまた彼の後を追ってやって来ます。そこでミミが耳にした真実は、自分の死の近い病と、その彼女を助けることのできないロドルフォの苦悩でした。自らの運命を悟ったミミは、恋人との幸せであった思い出を胸に、別れを決意します。彼女は、クリスマス・イヴの日にロドルフォからプレゼントされた髪飾りを、二人の思い出として持っていてほしいと、切なる願いを告げます。 一方、ムゼッタとマルチェッロの間では、みたび大喧嘩が始まります。彼女の浮気を疑うマルチェッロと、そんな彼の態度に嫌気がさすムゼッタ。二人はあらん限りの罵りあいをし、ついには別れてしまいます。 雪のちらつき始めた中、ミミとロドルフォは、大喧嘩をする二人とは対照的に、あたかも愛を語り合うかのように、太陽と花の香りが祝福を与えてくれる春に別れを告げることを約束します。しかし二人は思っていました。永遠に冬が続いてほしいと。
第4幕谷中付近の下宿屋。 初夏の午後。
【あらすじ】
再び若き芸術家、四人の自由気ままな生活が始まります。違いと言えば、その生活からミミとムゼッタが消えたこと。 しかし、ロドルフォはミミの面影を追い、マルチェッロはムゼッタを忘れることができません。二人は仕事が手につかない日々を過ごしています。そんな気分を紛らわすかのように、ショナールとコッリーネを交え四人は踊りや決闘のまねごとをして、大騒ぎをします。 そこへ突然、ムゼッタが病気で苦しむミミを連れて来ます。ミミは死を悟り、人生最期の場所に愛するロドルフォの胸を選んだのです。仲間たちはミミの思いを察し、各々用事を見つけ部屋をあとにします。 思い出の部屋で二人きりになったミミとロドルフォ。初めて出会った日のことを回想します。ロドルフォが鍵を見つけていたこと。ミミがそのことを知っていたこと。手を握りあい、自らを語り合ったことがいかに幸せであったことか。ミミの激しい咳にショナールがあわてて戻って来ます。 静かな時が、永遠に続くかのように流れてゆきます。ムゼッタが手渡したマフをロドルフォからの贈り物と思い込み喜ぶミミ。しかし、そのマフが無情にも透き通った白い手から落ちます。詩と花の香りを愛したミミの姿が、夕陽に照らし出されます。ロドルフォの胸にしっかり抱きしめられたミミの安らかな姿は、ロドルフォが創り出した「詩」そのものでした。
第1幕 大正10年頃の谷中付近の下宿屋。 クリスマス・イブの午後。
【あらすじ】
自らを「四銃士」と名乗る、詩人のロドルフォ(樓鳥鳳)、画家のマルチェッロ(麿千絵浪)、音楽家のショナール(潮鳴)、哲学者のコッリーネ(個理念)、四人の若き芸術家たちは、生活は貧しくとも、夢と理想を追い求める情熱に燃えていました。 マルチェッロは恋人ムゼッタ(夢是多)といつもの喧嘩別れ。仕事も手につきません。寒さに耐えかねたロドルフォは、自作の戯曲を大げさな芝居と共に燃やして束の間の暖をとります。 コッリーネは古本屋で本を買い取ってもらえず浮かぬ様子。ショナール一人が食糧や酒などを土産に買ってきます。そこへ家主のベノア(部納破)が滞納している三ヶ月分の家賃の取り立てに来ます。四人はあの手この手でベノアをおだてあげ、浮気話になったところで彼に家賃を払うことなく追い出してしまいます。これもまた青春の一コマ。彼らはクリスマス・イヴの街へと繰り出して行きます。 仕事のために一人残ったロドルフォのところへ、若い娘のミミ(美実)が訪ねて来ます。手燭に火をもらい帰ろうとしますが、部屋の鍵を落としたことに気付き戻って来ます。暗い部屋で鍵を捜すミミとロドルフォ。彼はミミの手に触れます。その手は透き通るほど白く、驚くほど冷たかったのです。ロドルフォはミミのその手に、彼が追い求めていた詩情を見出します。ミミもまた、ロドルフォに彼女の求めていた花の香りと色を見つけます。二人の出会いは恋を生み、一気に愛へと燃え上がっていったのです。



あまりにも寒いため、マルチェッロは椅子を燃やして暖を取ろうとします。 しかし、ロドルフォは自分の書いた戯曲を燃やそうと提案します。







仕事のために一人残ったロドルフォの所に、若い娘のミミが訪ねてきます。 そして二人は恋に落ちるのです。


アリア「その冷たき手を」を歌うロドルフォ。
第2幕 クリスマス・イブで賑わう浅草六区界隈。
【あらすじ】
街は物売りたちの威勢のよい声が響き渡り、若者や親子連れで大賑わいです。ショナールやコッリーネもお目当ての物を買います。別れたムゼッタのことが気になるマルチェッロは、若い娘をからかってみますが、一向に気が晴れません。ロドルフォはミミに髪飾りをプレゼントします。彼はカフェで合流した仲間にミミを紹介し、紙芝居屋のパルピニョール(春日如売)に子供たちが大はしゃぎする中、楽しいひと時を過ごします。 そこへ派手な身なりのムゼッタがパトロンのアルチンドロ(有珍泥)を伴って現れます。マルチェッロの心は穏やかではありません。ムゼッタもまた、彼女を無視するマルチェッロに気をもみ挑発してみせます。アルチンドロはムゼッタの本心がマルチェッロにあることに気付かず、周りの目ばかり気にしています。 ついに、ムゼッタは大芝居に出ます。アルチンドロを追い払うために新しい靴を買いに行かせ、その間にマルチェッロとのよりを戻してしまいます。 そこへ救世軍のブラスバンドが通りかかり、皆は元のさやに戻ったムゼッタとマルチェッロの愛を讃えます。アルチンドロが新しい靴を手に戻ってきた時には、カフェはもぬけの殻。かわいそうにアルチンドロの手に残ったものは、彼らの飲食代の請求書だけでした。しかしこれもまた、愛に揺れる青春のありのままの姿。



紙芝居屋のパルピニョールのまわりに、子供達が集まります。






そして二人はついに、よりを戻すのです。


第3幕 上野不忍池の近く。 雪のちらつく2月。
【あらすじ】
ミミとロドルフォが出会ったクリスマス・イヴから二ヶ月の月日が流れていました。あの日再びよりを戻したムゼッタとマルチェッロは、カフェに住み込みで働いています。 ある日の明け方、疲れた様子のロドルフォが訪ねて来ます。ミミもまた彼の後を追ってやって来ます。そこでミミが耳にした真実は、自分の死の近い病と、その彼女を助けることのできないロドルフォの苦悩でした。自らの運命を悟ったミミは、恋人との幸せであった思い出を胸に、別れを決意します。彼女は、クリスマス・イヴの日にロドルフォからプレゼントされた髪飾りを、二人の思い出として持っていてほしいと、切なる願いを告げます。 一方、ムゼッタとマルチェッロの間では、みたび大喧嘩が始まります。彼女の浮気を疑うマルチェッロと、そんな彼の態度に嫌気がさすムゼッタ。二人はあらん限りの罵りあいをし、ついには別れてしまいます。 雪のちらつき始めた中、ミミとロドルフォは、大喧嘩をする二人とは対照的に、あたかも愛を語り合うかのように、太陽と花の香りが祝福を与えてくれる春に別れを告げることを約束します。しかし二人は思っていました。永遠に冬が続いてほしいと。





ミミが死に近い病であることを、 マルチェッロに語るロドルフォ。 それをミミは聞いてしまうのです。


一方、マルチェッロとムゼッタは ふたたび大げんかをします。

第4幕谷中付近の下宿屋。 初夏の午後。
【あらすじ】
再び若き芸術家、四人の自由気ままな生活が始まります。違いと言えば、その生活からミミとムゼッタが消えたこと。 しかし、ロドルフォはミミの面影を追い、マルチェッロはムゼッタを忘れることができません。二人は仕事が手につかない日々を過ごしています。そんな気分を紛らわすかのように、ショナールとコッリーネを交え四人は踊りや決闘のまねごとをして、大騒ぎをします。 そこへ突然、ムゼッタが病気で苦しむミミを連れて来ます。ミミは死を悟り、人生最期の場所に愛するロドルフォの胸を選んだのです。仲間たちはミミの思いを察し、各々用事を見つけ部屋をあとにします。 思い出の部屋で二人きりになったミミとロドルフォ。初めて出会った日のことを回想します。ロドルフォが鍵を見つけていたこと。ミミがそのことを知っていたこと。手を握りあい、自らを語り合ったことがいかに幸せであったことか。ミミの激しい咳にショナールがあわてて戻って来ます。 静かな時が、永遠に続くかのように流れてゆきます。ムゼッタが手渡したマフをロドルフォからの贈り物と思い込み喜ぶミミ。しかし、そのマフが無情にも透き通った白い手から落ちます。詩と花の香りを愛したミミの姿が、夕陽に照らし出されます。ロドルフォの胸にしっかり抱きしめられたミミの安らかな姿は、ロドルフォが創り出した「詩」そのものでした。






ショナールとコッリーネはふざけて決闘の真似事をして大騒ぎ。 一方、マルチェッロはショールをかぶって女性となり、ロドルフォとともにはやし立てます。






